GIMP Python-fu 拡張④
Krita の画像を OpenRaster「.ora」または Photoshop 「.psd」形式でインポートした場合は、問題が発生する。
そこで今回は、簡単にグループレイヤーマスクを作成するスクリプトを作成したので、紹介します。
このスクリプトは、GIMP 3.0 と Krita の連携を目的としています。
グループ最下層のレイヤーのアルファマスクからグループマスクを作成するスクリプト(GIMP 3.0 以降)
プラグインのフォルダ「gimp3-group-mask」をフォルダごと、プラグインフォルダーにコピーして下さい。
このスクリプトは『レイヤー』>『レイヤー操作』>『グループマスクの作成』に組み込まれます。
概要
このスクリプトは、グループ最下層のレイヤーのアルファマスクからグループマスクを作成するスクリプトです。
しかし GIMP 3.0 可視部分の保護(Krita でのアルファマスクの参照)があるために、本来は必要ありません。

しかし、Krita からデータをインポート(「.ora」形式または「.psd形式」)した場合は問題が発生します。

そこで、問題が発生しているレイヤーグループにグループマスクを作成します。
問題が発生しているレイヤーグループを選択し、『レイヤー』>『レイヤー操作』>『グループマスクの作成』を実行して下さい。
※ グループは入れ子構造でも問題ありません。

すると大抵の問題が解決します。

プラグインの保存場所
『編集』>『設定』で設定ダイアログを表示します。

『フォルダー』>『プラグイン』を選択します。

ここに「gimp3-group-mask」をフォルダごとコピーして下さい。
※ Linux / UNIX (MacOS) では、フォルダ内にある「gimp3-group-mask.py」に実行権を与えておいて下さい。
$ cd gimp3-group-mask
$ chmod +x gimp3-group-mask.py
$ cd ..
$ mv gimp3-group-mask ~/.config/GIMP/3.0/plug-ins/