Wacom cintiq pro 13 を Krita で使う (Fedora 44)

Wacom cintiq pro 13 が送料込で2万円を切っていたので、ヤフオクでポチった。Amazon でも同様に中古が2万円を切っている状況だ。

理由は Xp Pen の Airtist 12 2nd が Fedora 44 で上手く動作しなくなってしまったからだ。

対応確認

状態確認

開封して確認してみたが、説明書が無かったくらいで状態も良く、困った事は無かった。

接続

電源(Type-c)とPC との接続ケーブル(Type-c)だけで済んだ。

ディスプレイ設定

この設定をしておかないと、カーソルが迷子になる。当然に設定は「結合」モードだ。

なぜか「Wacom Tech 13.3」になっている。

液晶タブレット設定

特に設定する必要は無いが、「画面にマッピング」を「Wacom Tech 13.3」に固定した位だ。

本体にあるボタン

右側がタッチパネルモードの切り替え、左側が液タブ/板タブ切り替えで、その他は(中央のボタンは設定ダイアログ呼び出しとバーチャルキーボード)動作しない。

だが、描いている最中に設定を変更する事も無いし、ヴァーチャルキーボードは Windows でもメインモニタに表示される意味不明なモノだったので、問題ない。

Krita を起動

  • 2本指でタップ → Undo(元に戻す)
  • 3本指でタップ → Redo(やり直す)
  • 1本指でドラッグ → 移動
  • 2本指で広げる → 拡大
  • 2本指で狭める → 縮小
  • 2本指で回転させる → 回転

基本的にはスマホやタブレットと同じ動作だ。

Krita のメニューバーをカスタマイズ

「設定」>「ツールバーの設定を変更」からボタンを追加できる。

個人的には「左右反転表示」、「もとに戻す」、「やり直す」ボタンを追加した。

残念な点

この液晶タブレットは SDR であり、HDR には対応していません。しかも ICC プロファイルが Waxom から提供されていないため、注意が必要です。(つまり色管理が行えません)

彩色する場合は別途、HDR 対応ディスプレイで行った方が良いかも知れません。

総評

Linux では、やっぱり Wacom は安心感がある。 その他、GIMP もタッチパネルに対応しているが、部分的であり使いづらい印象だった。

Krita や GIMP、Blender、Inkscape などの OSS は Linux 上の方が快適にサクサク動く。

Windows でも動作確認してみたが、快適さは断然に Linux の方が上である。

追記

Linux で色温度を変更可能かどうかを検証

  • 結論:Wacom Cintiq Pro 13はLinux(Fedora等)単体での色温度・RGB変更は不可能。変更にはWindows/Mac環境が必須。
  • 理由(テクニカルな仕様):
    • Linuxの標準的なディスプレイ制御ツール ddcutil を使うと、液タブの内部データ(色温度:Feature 14、RGBゲイン:Feature 16/1Aなど)を読み取る(getvcp)ことは可能。
    • しかし、Linuxからの書き換え命令(setvcp)は、エラーを出さずにファームウェア側で完全に黙殺(ブロック)される。Wacomの公式ドライバー(Windows/Mac)独自の通信経由でしか書き換えを受け付けない仕様になっている。
  • 回避策・仕様上の救い:
    • 幸いにもCintiq Pro 13は本体の内部メモリにカラー設定を記憶する仕様になっている。
    • そのため、一度WindowsやMacに接続して専用ソフト(ワコムディスプレイ設定)から色温度を上げたり、RGBゲイン(赤を減らす等)を調整してしまえば、Linux(Fedora)環境に戻してもその最適な色合いがそのまま維持される。

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